光脱毛は肌を乾燥させます。まずは、大前提として光が熱を持っていますので、照射された部分については水分が失われてしまうのです。
一瞬ではありますが、約80℃の照射熱だそうです。そして毛根である毛乳頭を焼いて破壊しますので、とても大きな水分が失われるとのことで、そのために毛穴が収縮します。
キュッと締まりますので、お肌にもハリが出ます。しかし、一時的ではありますが毛穴の収縮によって脱毛後の毛穴からは皮脂の分泌もほとんどなくなってしまうのです。
皮脂はテカテカと過剰分泌もよくありませんが、お肌のバリア機能には欠かせない成分でもありますので、皮脂の分泌が減ってしまうと乾燥してしまいます。
脱毛サロンでも、光脱毛の施術の際には十分な保湿成分・美容成分のジェルなどを皮膚に浸透させてくれます。
それでも、自宅に戻ってからの保湿ケアはとても重要だと言われています。施術の際には、セルフケアの方法や重要性などのお話もされると思いますので、ぜひ実践してください。
乾燥するとこんな肌トラブルが勃発
脱毛後の保湿ケアを怠ると、肌が乾燥してしまいます。
乾燥してしまうと、様々な肌トラブルを起こしやすくなります。カサカサやツッパリ感、更に乾燥が進行していくと肌のくすみなども出てきます。肌が乾燥しているということは、バリア機能が機能していない状態です。
そのため、今までは問題のなかったような刺激などにも反応してしまい、かゆみだけでなく痛みを伴う炎症、赤みやブツブツの湿疹や発疹などを起こしやすくなっています。
また、皮膚のバリア機能は紫外線なども皮下へ浸透を防いでくれていますので、バリア機能が弱っている状態では弱い日差しであっても日焼けをしてしまい、シミやソバカスの原因にもなりやすいようです。
そして、新陳代謝が悪くなっていますので、肌のターンオーバーは極端に衰え、ツヤやハリのないお肌が続いてしまいます。
肌の明るさや化粧ノリなども悪くなりがちです。乾燥してしまっている肌は、悪循環のサイクルを繰り返してしまいますので、保湿は十分におこなうようにしてみてください。
自分でできる保湿ケアはどんなパターンがある?
自分でできる保湿ケアは、特にお風呂上がりなどに習慣づけるようにすると良いかもしれません。
顔や首については、最近ではオールインワンゲルなども発売されていますので、ついつい時間がなくて手を抜いてしまいがちな人にはとってもおすすめです。
その他の肌については、ボディミルクや保湿クリーム、ワセリンなどが良いと思います。特に脱毛後は肌が敏感になっていますので、できるだけ刺激の少ないものを選んでみてください。
「低刺激」や「天然成分」と記載があるものは比較的刺激は少ないですし、「パラベンフリー」「アルコールフリー」と記載のあるものも刺激になる化学薬品は使用していないという場合が多いです。
化粧品については、配合量の多いものから必ず全成分の表示が義務付けられていますので、できるだけシンプルで難しい名前のないものを選ぶようにしていくと良いかもしれません。
「ワセリン」については、ドラッグストアなどでも購入できますし、不純物を取り除いた保湿成分になりますので、特に敏感肌の人はおすすめです。